
こんにちは結婚式ムービーのココロフィルムです♪
プロフィールムービーの制作で、いちばん時間がかかるのが「写真選び」です。手作りする人も、プロに依頼する人も、写真選びは必ず自分でやらなければいけない作業。そしてプロフィールムービーの制作において、写真選びはとっても大事な工程です。いくらクオリティの高い編集や構成をしたとしても、一番のベースである写真の選び方が悪いと、完成度がぐっと落ちてしまいます。
でも「どんな写真を選べばいいんだろう…」とお悩みの新郎新婦さまも多いはず。そこで今回はココロフィルムの構成担当下野が、感動的なプロフィールムービーを制作するための、写真選びのポイントとコツをご紹介させていただきます。
はじめにポイントやコツを把握して作業を進めれば、作業時間の短縮にもつながります。プロフィールムービーを作る前に、正しい写真の選び方を確認しておきましょう。
【目次】 01 まずはじめに 02 オープニング写真の選び方 03 生い立ち写真の選び方 04 馴れ初め写真の選び方 05 エンディング写真の選び方 06 参考になるサンプルムービー 07 まとめ
01 まずはじめに

⌘ 目的を意識する
まずはなぜ「プロフィールムービーを上映するのか?」を考えてみましょう。
プロフィールムービーとは別名「生い立ちムービー」とも呼ばれ、新郎新婦さまが生まれてからそれぞれどんな風に人生を歩み、おふたりが出会い、結婚を迎えたのかを紹介する、その名の通り「新郎新婦のプロフィール(生い立ち)を紹介する」ムービーです。
例えば新郎側の多くのゲストの方は新婦に会うのも結婚式が初めてだったり、一度会ったことはあるけど、どんな人生を歩んできたかを知らない方がほとんどかと思います。これは新婦側のゲストも同様のことが言えますが、数十年生きてきた中で、継続してずっと関わりがあるゲストは恐らくごくわずかなはずです。
プロフィールムービーを通して、「新郎新婦がどんな幼少期を過ごして、どんな学生時代を過ごし、どんな仕事について、そしてどのようにしてふたりは出会ったのか」を伝えられたら良いですよね。
なのでまずはじめに意識するポイントは
「ふたりの人生がわかるムービー」
にすることです。
ですが、これだけ意識するだけでは不十分で、最悪ふたりの思い出のお写真をただ並べただけのスライドショーになってしまう可能性もあります。
そこで絶対にもうひとつ忘れてはならないポイントが、一緒に過ごしてきた家族・友人・職場の方々への
「感謝を伝えるムービー」
だということを意識すること。
このふたつのポイントを意識して初めて、感動するプロフィールムービーへと仕上がります。
このページを最後まで見て写真を選んでいただければ、誰でも感動するプロフィールムービーに仕上げることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
⌘ 構成を把握する
一般的なプロフィールムービーの構成は
オープニング(ファースト演出)
新郎生い立ちパート
新婦生い立ちパート
ふたり馴れ初めパート
エンディング(ラスト演出)
となります。

オープニングは、はじめにおふたりのお写真と一緒に新郎新婦名などのテロップを表示して、ゲストの気持ちを惹きつける演出パートのことをいいます。ココロフィルムのプロフィールムービーでは、おふたりのお写真やテロップを表示するのはもちろんのこと、ゲストに感謝のメッセージを表示したり、これからプロフィールムービーを上映することを伝えたりと、ゲストに好印象を与えることができる構成になっています。
エンディングは「私たちが今日という日を迎えることができたのは これまで支えてくれた皆さまのおかげです」など締めの言葉を入れて、最後におふたりのお写真を全画面に表示することで、映像の終わりを華やかに締めくくることができる演出パートのことです。
以上の構成をしっかりと頭に入れておくことで、今から解説することがすんなりと理解できるかと思います。また、プロフィールムービーがどんなものか現時点でいまいちピンとこない方は、構成を理解するためにもこちらのサンプルムービー(Lines)を視聴してから以下の記事に進んでください。
02 オープニング写真の選び方
⌘ サイズの大きい写真を選ぶ
プロフィールムービーのオープニングパートはゲストの気持ちを惹きつける演出になります。この後に続く生い立ちパートを集中して視聴いただくためにも、写真選びが最も重要なパートでもあります。まず小さいサイズの写真を選んだ場合、画面サイズに合わせて引き伸ばして画像を表示させる必要が出てくるため、せっかく選んだ写真でもぼやけて画像が表示されてしまいます。これではゲストの気持ちを惹きつけることはできません。
ココロフィルムで推奨する、オープニングパートに使用する写真のサイズは下記のとおりです。
【推奨サイズ】
横のサイズが2000ピクセル以上
※1000ピクセルを下回る場合は、画像が荒く表示される可能性が高くなります。
最近のスマートフォン端末などで撮影した写真は2000ピクセル以上あることが多いので問題なく使用することができます。オープニングパートに使用する写真がサイズの小さいものしかない場合は、スマートフォンでプロフィールムービー用に撮影することをおすすめします。
⌘ 写真の比率は横長が鉄則
ムービーは基本的に横長であるのワイド(16:9)の画面比率(アスペクト比)で作成していきます。画面比率とは映像(映画、テレビ、動画)における縦横比のことで、ワイド(16:9)は横長の画面でご自宅のテレビのモニターと同じ縦横比となり現在主流の画面比率になります。
ムービー自体が横長の画面比率のため縦長の写真を使用した場合は、左右に余白が生じてムービーがチープな印象になってしまいます。一方横長の写真を使用して、全画面に写真を表示した場合は写真自体も華やかに見えますし、当然ムービー全体のクオリティも上がり、ゲストの気持ちを惹きつけるオープニングパートに仕上がります。ココロフィルムの場合は写真をアップロードしていただく「制作フォーム」に、写真をワイド(16:9)サイズに加工できる切り抜きツールを用意しておりますが、自作の場合はできる限り横長の写真を使用することで写真を大きく表示でき、洗練されたイメージやこれからムービーが始まるワクワク感を演出できます。

※一部ブラウン管テレビのような正方形に近い比率のスタンダード(4:3)の画面比率のモニターを使用している会場もございますので、画面比率については必ず式場担当者様にご確認ください。
※ココロフィルムではスタンダード(4:3)の画面比率の場合は、一度ワイド(16:9)で作成し、その後ムービーの上下に黒場を入れることでスタンダード(4:3)にも対応しております。
⌘ おしゃれな写真は感動につながる
オープニングパートに使用する写真は、ご用意できる中で一番おしゃれな写真を使用しましょう。オープニングは映画の予告のようなものなので、ゲストに「このムービーはすごい!」と最初に感じてもらえるかどうかで、その後の生い立ち紹介や馴れ初め紹介への没頭感が大きく異なります。没頭感が異なるということは当然その後同じ内容のムービーを映したとしても、感動する度合いが大きく異なってくるわけです。プロフィールムービーの再生時間は基本的に5分〜8分程度で、映画などに比べるとすごく短い時間なので、最初が肝心!ということを肝に命じておきましょう。
前撮り写真などが理想的ではありますが、前撮り写真がなくてもスマートフォンで簡単におしゃれな写真が撮影できます。撮影のポイントはおふたりの上半身をフレームに収めて撮影することです。全身を撮影してしまうとおふたりが小さくなってしまい、ゲストが見たときにおふたりの顔がよく見えなくなってしまいますし、逆に自撮りのようなズームよりの写真だと、名前のテロップなどが顔に重なってしまいます。ご友人やご家族などに協力してもらって、例えばお揃いのペアルックで撮影したり、公園などの屋外で撮影したり、ふたりのイニシャルのオブジェ(100均で簡単に手に入ります)を手に持って撮影したりなど、少しの工夫を加えることで簡単におしゃれな写真が撮影できますので、前撮りを行なっていない方はぜひ挑戦してみてください。
03 生い立ち写真の選び方
⌘ 成長過程のわかる写真選びをする
プロフィールムービーの写真選びを行う上で一番重要なポイントは、「写真が成長過程順に並んでいること」です。この成長過程がバラバラだと見ている方も混乱して分かりづらいので、まずはこの順番を守ることが一番重要なポイントとなります。
具体的な手順として、まずは使用できる写真の枚数を確認しつつ、写真をグループ(成長過程)毎に振り分けてみましょう。以下のように振り分けるのがおすすめです。
乳児期(1歳未満)
幼少期(小学校入学まで)
小学生
中学生
高校生
大学生、専門学生
社会人
以上の7グループに分けます。
次にバランスよく、上のグループに該当する写真を選んでいきます。まずは1枚ずつ上のグループに写真を振り分けてみましょう。
一般的なプロフィールムービーは新郎さま・新婦さまの生い立ち紹介は各10枚程度が標準とされています。その場合1枚ずつ振り分けたとして3枚写真が余ります。「感動するプロフィールムービー」に仕上げたい場合、どのグループにボリュームを持たせるべきか。。。それはズバリ「幼少期」と「社会人」のグループです。例えば生い立ち紹介の写真枚数が10枚の場合は、「幼少期」のグループを3枚構成にしてご両親やおじいちゃんおばあちゃん、ご兄弟との思い出のコメントを紹介したり、「社会人」のグループ2枚構成にして思い出のコメントではなく、ゲストに対する感謝のメッセージなどにすることで、思い出に厚みが出て感謝の伝わる、感動するプロフィールムービーへと仕上がります。
写真枚数が少ない場合や写真枚数が多い場合も、基本的な考え方は変わりません。写真枚数が少ない場合は、幼少期と社会人に必ず1枚は振り分けして、残りの枚数は招待したゲストの属性(一緒に過ごした時期)が多いグループに振り分けます。逆に写真枚数が多い場合は、まずは均等になるよう上のグループに写真を振り分け、その上で「幼少期」と「社会人」のグループにボリュームが出るよう調整してみてください。
⌘ わかりやすさが大事
生い立ちで使用する写真は一目で何の写真なのか(どんなシーンなのか)がわかる写真を選ぶようにしましょう。これはわかりにくい写真を使用すると、一緒に表示するコメントが状況解説になってしまいやすく、その時の感情や雰囲気が伝わりにくくなってしまうためです。
⌘ ソロよりもゲストとの写真を
ソロの写真は新郎さま新婦さまがわかりやすいメリットもありますが、可能であれば当日列席するゲストと一緒に写っている写真を主に選ぶことをおすすめします。ゲストの方も自分が写っていたら当然嬉しい気持ちになりますし、昔を思い出し、よりムービーに感情移入していただけるはずです。
⌘ 見づらい写真は使用しない
たくさん写真を入れたいという理由で、4枚の写真を1枚にするようなコラージュの使用はおすすめできません。その理由は、被写体(人物)がどんどん小さくなって、誰がどこにいるか見ている人が認識できなくなることと、1つの画面に写真の枚数が増えると単純に写真やコメントを見る時間が短くなるためです。その場合見ている人は違和感を感じてしまうため、そのコラージュ写真に至るまでにせっかく積み上げた感動が一旦リセット